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犬養裕美子の冒険するレストラン

還暦を迎えて店を立ち上げる! それは決して夢ではない

「ダ・マウ」

2014年3月4日
「ダ・マウ」

マルゲリータ(手前、1000円)と、ほうれん草とベーコン、トマトの温サラダ(奥、800円)。野菜メニューが多いのも人気の理由だ

「本当は60歳で会社を辞めたら、好きなことしてのんびり暮らす予定だったんだけど……」という横山守氏。ところが、2013年10月21日にイタリア料理店「ダ・マウ」をオープンさせ、オーナーシェフとしてランチの仕込みから夜の営業終了後の片付けまで、ほとんど1人でこなしている。「結局、店が好きなんだよね。60過ぎて店を持つなんて普通は無理だと思うでしょ。それが決して無理ではないことを証明するのがこの店の役割であり、目標」と笑う。

横山氏は1952年、岐阜県生まれ。若い頃はサッカーで活躍したものの、プロの道は険しく断念。当時、成長途上にあった飲食ビジネスに進む。「(喫茶店経営の)シャノアールでは人事や運営、新規業態店の立ち上げなどを担当していました。当初、私自身は料理が全くできなかった。でも、イタリア料理店を立ち上げるとき、鍛えられましたね。ナポリでトマトの選び方から家庭料理まで学んだおかげで、ひと通り料理はできるようになりました」。

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