「日経レストランONLINE」は、「日経レストラン」の休刊に伴い、3月末日をもって更新を休止することになりました。長らくご支援を賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。

犬養裕美子の冒険するレストラン

イタリアと京都の融合が生む 新たな試みに満ちたレストラン

「ラ・ロカンダ」

2014年4月8日
「ラ・ロカンダ」

イタリア料理と日本の和の空間という意表をついた演出は、早くも地元客の間で話題になっている。ランチは3900円~(平日)、5500円~(土日祝)、ディナーは1万円~

2月7日、京都に久々に最高級のラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン京都」が開業。場所は二条大橋のたもと、元ホテルフジタ京都跡地だ。鴨川に面し、東山を望むぜいたくなロケーションに、スイート17室を含む総客室数134室(最上級スイートは京都屈指の広さ、212m2 !)。2005年の愛知万博の日本庭園を手がけた作庭師・野村勘治氏を起用した庭園に、「源氏物語」をコンセプトに収集された約400ものアートワークが、そこかしこに配され、雅な演出がなされている。

飲食設備は1階にザ・ロビーラウンジとザ・バー、地下に日本料理「水暉(みずき)」とイタリア料理「ラ・ロカンダ」の2つのレストラン。特に個性的なのが「ラ・ロカンダ」だ。併設のゆったりしたザ・バーは、ウエイティングもバーのみの利用も可能。その奥に108席のモダンなダイニングが広がる。その一角に明治時代に作られた書院造の和室がしつらえられているのだ。これはこの土地ゆかりの藤田財閥・藤田傳三郎の京都別邸「夷川邸」の一室を移築したもの。

次のページへ