「日経レストランONLINE」は、「日経レストラン」の休刊に伴い、3月末日をもって更新を休止することになりました。長らくご支援を賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。

犬養裕美子の冒険するレストラン

13席に夫婦2人で全力投球 すべて手作りでもてなす

「TeF」

2014年7月15日
「TeF」

店内はテーブル10席、カウンター3席

「実は違う場所の出店が決まっていたんです。でも、参考に見てみたこちらが断然良くて、即決しました」。決めていた物件のほぼ2倍の広さで、家賃はさほど変わらず。幸運にも福田哲也シェフとマダムの由紀さんは、東京・護国寺に物件を得て、ビストロ「TeF」を5月に立ち上げた。

個人店向けの物件で山手線内と言えば少し前まで港区や渋谷区が人気だったが、今やそれも希少。代わって最近注目されているのが、昼は時間に余裕のある主婦層、夜は自営業、帰宅途中の一人客などが見込める文京区だ。「オープンして1カ月ですが、ランチはほぼ満席になるようになりました」(福田シェフ)。

周囲のファミリーレストランやカジュアルレストランはランチ1000円以下で、価格では対抗できないため、2500円と1500円という2つのランチコースの充実を図った。2500円のランチはスープ、サラダ、前菜、メーン(肉か魚)、デザート、ドリンク。1500円はサラダかスープを選び、前菜はなしであとは同じ。料理のメニューはどちらも変わらないが、その分、提供される時間が早く、丁寧に仕上げられている。

次のページへ