麺が主役! 日本一?のカレーうどん

先月、大阪に「玄品直釜(げんぴんじかがま)カレーめし」なるメニューを引っさげたカレー専門店が登場したという情報をキャッチ。聞くところによると、小さな釜で1人前ずつふっくらご飯を炊き、そこにカレーをかけて食べるタイプのものらしい。

そういえばボクがカレーを食べるのは、美味しいご飯を食べたいからだったりする。だから普通に盛られたカレーライスを食べてても、ご飯が先になくなり、カレーが余ってしまうケースが多い。カレーライスって「カレー」&「ライス」なんだから、もっと「ライス」の方に注目したお店が増えていいんじゃないのかな……。「カレー」ばかりに心血を注いでいたら本当に美味しいカレーはできないのかもね。

「五右衛門」のカレーうどん(600円)

これって実はカレーうどんにも当てはまる。「カレー」&「うどん」だから両方が美味しくなくちゃあいかん。その点、カレーうどん業界にはキッチリとそのコンビネーションを体現しているお店がある。讃岐うどんのメッカ、香川県高松市の「五右衛門」だ。名著「恐るべきさぬきうどん」で日本うどん界に激震を走らせ、一気にカリスマ・うどん人となった田尾和俊さんが「日本一のカレーうどん」と賞賛したお店。

ボク自身、数年前に初めて「五右衛門」の「カレーうどん(600円)」を食べたときはビックリしたもんなぁ。第一印象はこんな感じ。「う、うまい! 麺が……」(笑)。で、その後に気づいたの。「うどんがこんなに美味しいのは、カレーも相当よくできているからに違いない」って。

今ではすっかり仲良くさせていただいている店主の木村さんは、元々割烹料理店出身。ダシのとり方なんかは完璧なんだろう。それに加えて麺はもちろん手打ちの讃岐うどん。巷のカレーうどんと比べたら失礼なくらい圧倒的に麺が美味しい。「カレーうどんがうまいってこういうことなのか」と気づかせてくれた大切な一杯だ。いいぞ、麺が主役のカレーうどん。そう、カレー以外のパーツに注目してみると、意外とうまさの秘訣が見えてくるかもしれないよ。

手打ちうどん 五右衛門

香川県高松市古馬場町13-15 AIビル1F
TEL 087-821-2711
18:00~翌3:00
日祝定休

2005年11月22日|Posted by 水野 仁輔(東京カリ~番長・調理主任)

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