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町で出合った「休業」の張り紙

日経レストランの太田憲一郎です。先日、ランチを食べようと通勤途中の駅の近くを歩いていると、ある店の入口に張られた紙に目が留まりました。

そこには、「本日は営業できず、申し訳ございません。スタッフが就職活動をしていて、人数を確保できない状況が続いています」と、店長の謝罪がありました。

学生アルバイトの何人かが就職活動をスタートさせ、シフトに入れなくなったのでしょう。おそらく、この店長は、学生アルバイトが就職活動を始める時期を事前に聞いていたはずです。そして事前に求人広告を出すなどして代わりのアルバイトをなんとか確保しようとしたにもかかわらず、結果的に人を集められなかったのではないでしょうか。

この張り紙には続きがありました。

「今後スタッフを確保できるよういっそう努力しますが、今後も営業できない日があるかもしれません。何卒(なにとぞ)ご容赦ください」

その言葉からは、アルバイトを確保できる目処が立っていないことへの戸惑いが伝わってきます。この店は地下鉄の出口からすぐ近くという好立地にあり、いつもお客でにぎわっていました。店長や経営者にとって、店を閉めることほど悔しいことはないでしょう。店長の苦しい胸の内を感じずにはいられませんでした。

この数カ月、少し前まで営業していた飲食店が空き店舗になっているのをよく目にします。そうした店のいくつかは、この店のように人手が足りないため廃業に追い込まれたのかもしれません。

取材をしていても、有効な手立てが見つからないと嘆く店長や経営者の話をよく聞きます。

そんな皆様のお役に少しでも立てたらと、日経レストランでは、「人材採用」に関する緊急セミナー『「選ばれる飲食店」になるための人材採用術』を6月18日(水)に開催します。

「VINOSITY(ヴィノシティ)」グループを率いるシャルパンテの藤森真代表、飲食店専門の人材紹介会社「クックビズ」の藪ノ賢次代表、飲食店の人材採用に詳しいコンサルタントの清水均氏にご登壇いただき、それぞれの立場からスタッフ採用のノウハウを語っていただきます。

このセミナーが人手不足で悩む飲食店関係者が苦しい状況を乗り越えるための助けになることを願ってやみません。

2014年5月22日|Posted by 日経レストラン編集