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ランチの「ライス抜き」で、お客の健康に配慮する

こんにちは、日経レストランの太田憲一郎です。最近、会社で受けた健康診断の結果が出ました。体重はほとんど変わらず、その他の数値もまずまずでひと安心でした。飲食店を取材するようになってから外食の機会が増え、体調管理にはかなり気を使うようになりました。医師から「カロリーの取り過ぎです」と指摘されて以来、炭水化物を食べる量を減らすように心がけています。

「この数日は食べ過ぎたな」と感じるときは、ランチセットのライスを無しにしたくなりますが、ライスを抜いても値段は変わらずという店が多いようです。お店の人に「ライス無し」を頼んでみて「値段は変わらないよ」と言われると、仕方がないと思う半面、もやもやした気持ちが残ります。

メタボリックシンドロームが注目されたり、低炭水化物ダイエットが話題になったりするなど、健康に配慮してライスを控えたいという人は増えています。

それなのに、ライスのお替わり無料や大盛り無料をアピールする店ばかりが多く、ライス無しでその分は割り引きますと明記している店をほとんど見かけません。できればやりたくないサービスなのでしょう。

店としては、客単価を下げたくないとか、会計処理を煩雑にしたくないという理由があるのかもしれません。その場合、ライスの代わりに、健康に良さそうな野菜の煮物などの小鉢を付けて、代金は同じということでも良いと思います。

オフィス街にある店が、「ランチセットのライス無しの場合、100円割り引きます」とか、「ライスを小鉢に替えられます」と打ち出せば、メタボ予備軍の間でクチコミが広がりそうです。店の事情よりも、お客の健康を第一に考えてくれる店として、良い印象を抱かれるはずです。

お店が手間を惜しまず、お客の気持ちやニーズに細やかに対応してくれれば、お客はそのお店を選びたくなります。そうしたお客に「選ばれる理由」をひとつずつ増やすことが、長く愛される店になる秘訣だと思います。

2014年12月18日|Posted by 日経レストラン編集