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編集部のマルチスコープ

情報のシェアが、飲食業界を活性化する

ご愛読ありがとうございます。日経レストラン編集長の戸田顕司です。

第2回目の開催となる外国人料理人による日本料理のコンペティション「和食ワールドチャレンジ2015」を1月30~31日にかけて京都市内で実施しました。世界27カ国・地域から集まった110作品を、2度の審査を経て、10作品に絞り込みました。

決勝大会の審査員を務めたのは、フランス料理シェフのアラン・デュカス氏、アイビー最高顧問の熊谷喜八氏ら。金賞に輝いたのはタイ・バンコクの和食店「大阪料理 菜の花」で料理長を務めるジャラン・ディプァク氏となりました。2013年12月の初回でも決勝に残った実力者で、そのときの学びを生かしたことが今回の結果につながりました。

6カ国語が飛び交ったこのイベントですが、日本料理をキーワードに、国籍を超えて料理人が1つになる姿を見ることができるのも楽しみです。日本で初めて会ったファイナリスト10人ですが、お互いの国の料理事情などについて情報交換して、刺激を得ているのでしょう。決勝大会が終わると、料理人同士が仲良く記念撮影をしている様子が見受けられました。

今回の経験で、ファイナリスト10人がどんな日本料理を新たに創造するのか。これからの期待が高まります。

同じような光景は、日経レストランが手がけるプロのための料理コンテスト「メニューグランプリ」でもあります。前回も、バックステージに戻ってきた外観審査用の料理を、ほかの決勝大会進出者が味見をして意見を交わしていました。

もちろん、自分が頑張って編み出したノウハウを簡単にマネされたくない、という思いを持っている人は少なくないでしょう。しかし、こうした知識をシェアすることで、飲食業界に携わる人々が良い刺激を受けて新しいものが生まれ、飲食業界の活性化につながるという側面もあります。

日経レストランでも、繁盛店を経営するためのヒントをシェアする機会を設けたく、2月からセミナー「日経レストラン経営塾」を開講します。元吉野家社長の安部修仁氏、菊乃井主人の村田吉弘氏、ロイヤルホールディングス社長の菊地唯夫氏などトップ経営者から、成長して永続する飲食店づくりの考え方を直接学ぶことができます。

ご満足いただける内容だと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。何卒よろしくお願い申し上げます。

2015年2月5日|Posted by 日経レストラン編集