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編集部のマルチスコープ

シニア対応を自分の身の丈で考える

こんにちは。日経レストラン編集部の宮坂です。

コンビニエンスストアや外食大手がシニア向けのメニューを充実させる動きが広がっています。コンビニ弁当も、焼き魚などあっさりしたメニューが増え、総菜も少量パックが充実するようになりました。ファミリーレストランなどでも、和食のメニューを充実させたり、和食の新業態を開発したりといった動きが続いています。

これを「大手だからできること」と傍観するのはもったいないことです。小回りの効く個人店や数店規模の店こそ、外食大手の動きをニュースなどで耳にしたらそれを先取りしてみてはいかがでしょうか。

来店したお客の様子を見ながらポーションを調整したり、「塩分を控えめにしましょうか」などと尋ねたりすることはそれほど手間ではありません。

また、視力が低下したりした年配客のお客により便利になるよう、接客サービスを見直すこともポイントになります。

「日経レストラン」で以前に実施をしたセミナー『「接客・接遇の達人」養成講座』では、接客レベルを向上するために年配のお客が店頭でどんな不自由を感じているかを体験していただく時間を設けました。

例えば、すりガラスのような細かい凹凸を付けた半透明のプラスチックを使った眼鏡をかけ、年配客の実際の見え方を体験したりしました。この眼鏡をかけると、視界には白いもやがかかったようになり、細かい文字は見えにくくなります。実際に体験してみるとその不自由さがよく分かり、年配客にはどういう接客をすればよいのか具体的に想像できるようになります。

こうした簡単な道具一つあれば、スタッフに「シニア体験」をしてもらうことは難しくありません。

人口の多い団塊の世代が高齢化し、今やシニア世代が新しい消費トレンドを作るとも言われている時代。

大きなトレンドを見逃さず、自分の店に落とし込んだら何ができるのかを考える訓練をすることは、より重要になりそうです。

2015年2月12日|Posted by 日経レストラン編集