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編集部のマルチスコープ

定番料理のひと工夫でお客の印象に残る

こんにちは。日経レストラン編集部の水野です。

最近、居酒屋でメニュー表を見て気になった料理を思い出してみたのですが、ポテトサラダやメンチカツ、卵かけご飯などで、あらためて定番料理がほとんどであることに気付きました。

結局のところ、誰もが好きだから定番料理になるわけで、楽コーポレーション社長の宇野隆史さんが「強い定番メニューが5つもあれば、お客さんは絶対店に来てくれる」と本誌連載「小さな繁盛店の作り方」で指摘していますが、あらためてその通りだと思いました。

好評発売中の開業をテーマにしたムック「夢を実現する飲食店開業・経営の教科書」で紹介した仙台市の人気居酒屋「居酒屋 ちょーちょ」でも、居酒屋の定番料理である刺し身の盛り合わせをより魅力的に感じてもらうために、発砲スチロールで作った即席のいけすを店頭に置くことで、魚介類の鮮度の高さをアピールしているそうです。ムックではそのいけすの写真も紹介していますが、確かにこうした工夫があれば、刺し盛りを、より注文してみたいと感じるはずです。

同店の例も含めて、もともと誰もが食べたいと思っている定番料理だからこそ、ひと工夫することで、その魅力を一段と高められるのだと思います。考えてみれば、私が食べたいと感じたポテトサラダやメンチカツ、卵かけご飯といった定番料理も、珍しい食材を使うことで、強く印象に残るものになっていました。

誰も知らない料理を記憶して、人に伝えるのは容易ではありませんが、ひと工夫ある定番料理は人にも話しやすく、クチコミも生みやすいと思います。定番料理の強化こそ、景気回復の波に乗るうえでも欠かせない販促だと感じます。

2015年6月25日|Posted by 日経レストラン編集