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編集部のマルチスコープ

"習慣の違い"を受け入れよう

ご愛読ありがとうございます。日経レストラン編集長の戸田顕司です。

日経レストラン12月号特集では、盛り上がるインバウンド需要に焦点を当てました。増加する外国人をお客として取り込めるかどうか、大切になってくるポイントの1つが、日本人と異なる習慣を受け入れられるかどうかでしょう。

東京・銀座に“インバウンド和食店”をオープンした「RAMENバル shogun(ラーメンバル ショーグン)」の岡田博紀・エンレスト社長は、次のように指摘します。

「中国人の団体客は、食事中に大騒ぎする傾向がある。そこで、日本人のカップル客とは席を離すなど、細やかな対応が欠かせない」

「欧米にはテーブルチャージとお通しの概念がない。だから、サービス料に代替したほうがいい」

ちょっとしたことですが、店側の配慮によって、外国人も日本人も心地よく過ごせるというわけです。

また、日経レストランで接客英語のコラム「外国人のハートのつかみ方」を連載している東京・八丁堀の和食店「てんぷら 小野」二代目の志村幸一郎氏は、こんな経験を明かしてくれました。

「欧州からいらしたお客様で、私が英語で挨拶したり料理を説明したりしても、まったくうなづかない。でも、一緒に来た人とは楽しそうに話をしている。はっきり言って、『感じが悪いお客様だなぁ』と。ところが、帰り際にお礼を言ってくれまして。そして次に来てくれたときは、普通に話してくれるんですよ。これは文化の違いだな、と思いました」

もちろん、自店のこだわりを妥協する必要はありません。ただ、外国人の考え方や習慣を知って、歩み寄れるところは歩み寄る努力もこれからの飲食店に求められることになってきます。

さて、日経レストランでは外国人客にも通じるホスピタリティーを切り口とする書籍『笑顔の接客術』(ワンダーテーブル社長 秋元巳智雄・著、スマイルコンシェルジュ たきれいこ・協力)を12月21日(月)に刊行予定です。ご期待ください。

このほかにも、日経レストランではお役に立てる情報を、今後も発信していきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

2015年12月3日|Posted by 日経レストラン編集