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編集部のマルチスコープ

「タニタ食堂」の宅配食に見る新しい需要

こんにちは。日経レストラン編集部の水野です。

1月26日に開催された健康関連の計測機器メーカー、タニタ(東京・板橋)の「タニタ食堂」についての記者発表会に参加してきました。

レシピ本『体脂肪計タニタの社員食堂』シリーズが大ベストセラーとなった同社が東京・丸の内に「タニタ食堂」の1号店を出店し、外食事業に参入したのは2012年。ご存じの通り、カロリーを1食当たり500キロカロリー前後、塩分を3g以下に抑えながら満足感のある料理を提供することが「タニタ食堂」の強みです。

現在、直営1店とフランチャイズ5店、業務委託5店、メニュー提供10店(社員食堂や学生食堂を含む)の計20店を展開しています。18年度中までには全都道府県に1店舗以上を出店し、計60店舗の展開を目指すという発表がありました。

私が面白いと思ったのは、タニタがレシピを監修した宅配食を給食事業を展開するレパスト(東京・中央)が、2月1日から1都3県(一部地域を除く)で配達するという形で宅配食事業にも参入したことです。(購入サイトはこちら

価格は月曜日から金曜日までの5日分の朝食と夕食のセットで1万1000円(税別、配達料込み)になり、1日当たりに換算すると2200円ということになります。この価格は単純な宅配食として考えれば安いというわけではありません。

しかし、「デパートの地下街で健康にこだわった料理を朝食と夕食用に買った場合と比べてみてください」とレパストの西剛平社長が仰る通り。健康志向が強く、値段は少し高くてもこだわりの食材を買う層にお値打ち感を認められれば、「タニタ食堂」のブランドには親近感もあり、宅配食の新しい需要を生み出す可能性は十分にあると思いました。

こうした新しい動きを受けて、外食の分野でも日常食を中心により、ヘルシーさと満足感を両立することが求められていくだろうとあらためて感じています。

2016年1月28日|Posted by