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増えるレジャー志向の訪日外国人

ご愛読ありがとうございます。日経BP社 食ビジネスシニアリサーチャーの戸田顕司です。

5月26~27日に、三重・伊勢志摩で、先進国首脳会議(サミット)が開かれます。世界の注目が集まる2日間を契機として、伊勢志摩が観光地としての魅力を発信して、今後のインバウンド需要を喚起していくことは重要な施策になります。

伊勢志摩といえば、ぱっと頭に思い浮かぶのが2000年を超える歴史を持つ「伊勢神宮」でしょう。今も、年間に約800万人がお参りに訪れているとのことです。私も2月初旬に初めて足を運び、心身をリフレッシュしてきました。時間が限られており、駆け足だったのが残念で、また行ってゆっくりと見学したいと思っています。

さて、インバウンド需要の動向について、伊勢志摩ロイヤルホテルの木下稔也・料飲部マネージャーに話を聞きました。すると、「外国人のお客様が多くなってきたな、という印象があります」と言います。なかでも、増えているのが台湾からのお客です。

台湾の方々の訪日目的は、伊勢神宮ももちろんありますが、意外なことに「熊野古道」が挙がります。風景を楽しみながら山歩きするネイチャートレッキングで人気があるそうです。

ここに来て、“爆買い”で来日する外国人観光客の勢いは落ち着き始めたという話が聞こえてくるようになりました。その一方で、レジャーを目的に来日する人々が現れています。インバウンド需要の流れが少し変わりつつある。そんな気がしています。

飲食店も、繰り返し来日して慣れている外国人のニーズを満たす工夫を考えておく必要がありそうです。その基本となるのは、やはり、何度も通いたくなる店づくりであるのは間違いありません。

これからもよろしくお願い申し上げます。

2016年3月17日|Posted by 日経レストラン編集