スタッフのために泣けますか?(前編)
「感じる力」を高めよう
先日お会いしたある経営者の方から、「スタッフをやる気にさせる方法」を教えていただきました。今回はそれをまず、みなさんにお伝えしたいと思います。
スタッフをやる気にさせる方法。それは、まずリーダーがスタッフ一人ひとりを認めて、褒めることだそうです。日ごろの努力を認めたり、頑張りを褒めてもらうと、誰でもうれしくなり、やる気が出ますよね。
もっとうれしいのは、リーダーがスタッフの喜びを一緒になって喜んでくれること。スタッフが目標をクリアしたり、成功したときには、まるで自分の成功のように、いいえ、自分のこと以上に喜ぶ。
さらにすごいのは、スタッフのために泣いてくれることだそうです。
この話を聞いて、「なるほど」とうなずきました。感動の涙でも、うれし泣きであっても、大の男が他人のために泣くということは、そうそうないことですよね。スタッフのためを思って泣きながら叱ってくれる店長、成功したスタッフを泣きながら褒めてくれるリーダー。また、スタッフのスピーチを聞いて、感動して涙を流してくれる経営者。そういう人がいたら、スタッフはきっと、
「自分のために泣いてくれる。このリーダーについていこう。一緒に頑張ろう!」 と自然にやる気が出るでしょう。
リーダーたるもの、スタッフの進歩、成功を自分のことのように喜び、一緒に感動の涙を流せるような人間でありたいですね。そのためには、「感じる力」を高めることが大切だと思うんです。僕はこれを「感力」と呼びます。自分自身が感動するからこそ、人にも感動を与えることができる。感動屋さんほど、人を感動させる力がある。
商売人である僕たちは、お客様に喜んでもらうことを第一に考えなくてはいけない。そのためにも、自分自身が強く喜びを感じ、心から楽しむことができ、深く感動できる人間であることが大事です。
そこで、感力を高める方法を考えてみました。まずは、積極的に自己表現すること。自分の考え方や思っていることを積極的に表現することで、自分を締めつけている枠を外すんです。
しかし、1人ではなかなか自分を表現できない。そこで、思いっきり表現できるような仕組みを作る。そのために朝礼を利用するといいですね。
朝礼にスピーチの訓練を取り入れて、自分の思い、自分の心を職場の仲間の前で吐露する。語ることを繰り返すうちに、徐々に自己表現ができるようになってきます。それに伴って感力も高まり、感動する力、喜ぶ力が必ず強くなるはずです。そうすれば、自然にスタッフの喜びを我が喜びとし、ともに喜び、ともに泣けるリーダーになれるでしょう。
2009年1月7日|Posted by 大嶋 啓介
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