ビールの価格が需給に応じて変化!? 米NY「エクスチェンジバー&グリル」(前編)
午後8時を過ぎると25セント刻みで上下
一見すると普通のバーだが、よく見るとカウンターの上に電光掲示板があり、ビールやアペタイザーの価格が表示されるようになっている。この電光掲示板こそ、このバー「The Exchange Bar & Grill」(www.exchangebarandgrill.com)の名前の由来。名前のエクスチェンジは、New York Stock Exchange(ニューヨーク証券取引所)から命名されている。証券取引所のティッカー(電光掲示板)に株の取引価格の変動が時々刻々表示されるように、このバーの掲示板には、ビールなどのアルコール類やアペタイザーの価格の変動が表示される。元エコノミストだったオーナーのアイデアでこのバーが誕生した。

電光掲示板がなければ、普通のバーだが
一般的には、ビールなどが割引価格になるいわゆるハッピーアワーを午後4〜7時くらいに設定しているところが多いが、このバーのハッピーアワーは毎日昼の12時から夜の8時までと長い。そして、8時になるとこのバーの電光掲示板はメニュー価格の変動を告げ始め、バーは証券取引所のような活況を呈してくる。
「ある銘柄のビールを注文する人が多いと、そのビールの値段が25セント刻みで上がる。あまり高くなったら誰も頼まなくなり、そうなるとまた価格が下がるんだ」と言うのは、今年3月にオープンした「エクスチェンジバー&グリル」のバーテンダー、マイクさん。オーダーする人が多いビールや食事は価格が上がり、逆にオーダーする人が少ないメニューは価格が下がる。

ギネスは値下がり

バドライトは値上がり
ただし、通常の価格からの上げ幅も下げ幅も2ドルまで。つまり、6ドルでスタートするギネスは4〜8ドルの価格帯で変動することになる。それ以上の急激な価格高騰や大暴落はない。客のオーダーをコンピュータに入力すると、1、2杯同じビールのオーダーが入っただけでも価格は変動するという。
(後編)に続く
2010年7月22日|Posted by 手代木 麻生(フリーライター)
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