店長としての「心技体」をつくる
スーパー店長としての資質を高めていくにはまず「心」「技」「体」を整えることが大切です。
店長の仕事が、格好だけや気持ちだけが先に出る深みのない仕事になっていては、最高の利益など実現はでません。
これは、マニュアルだけの練習を何度となく繰り返したり、本などで理論ばかり学んだり、またモチベーションばかり高く根性論を語っても…バランスがなければ決して良い仕事はできません。もちろん、実践するためには体も丈夫でなければならないということです。
「心」「技」「体」がバランス良く整っていなくてはならないということです。だから、自分の「心技体モデル」を設計しなければならないのです。これは当り前のことですが、意外とできないのです。
まずは何よりも自分の店長としての目指すべき考え方が原点になります。
「心」とは、正しい店長の考え方を身につけた上で、お客様に対してどのような価値を提供したいのかを明確にするステップです。
「技」とは、最短距離で成功へ到達する技術を習得するステップのこと。やる気に満ちた人でも、できない状態が長く続けば意欲は萎えてしまう。目的に合わせ正しい技を習得することで、早期に成功体験を積み、成長を加速するのです。
「体」とは、成功をもたらす行動や技術を定着させるステップ。そして行動力みなぎる体力を備えていること。
継続的な成長を通じて、心技体の備わった店長とならなければならないのです。
心技体を整えることともうひとつ大きなテーマーがあります。店長は1人でスーパー店長になるわけではありませんよね。一緒に働くスタッフのチームワークが整えられなければなりません。
昨年来より「偽」が世の中を席巻してきましたよね。これは食の偽造をはじめ、飲食業界においてもまさに直面する問題なのです。それは、お店に働くスタッフ全員の“モチベーションジレンマ”の問題でもあるのです。
いつ辞めるかわからない若手社員といつもリストラに怯え自分のことで精一杯で部下の教育すら放棄した上司。それは"形だけの職場”ではないでしょうか。
スーパー店長になるためには、スタッフのモチベーションアップは欠かせないのです。
【できないことを可能にしたモチベーション】
ある地方都市のピッツェリアS店。このお店に隣接する結婚式場での出来事。その結婚式場で披露宴の開始が遅れることになり、ピッツェリアに主催者から相談があったそうです。「出席者の多くが待つことになるので、このお店を貸してくれないか」と。実は、アイドルタイムでお店を閉めていたのですが、このお店の店長は「人生に1度の晴れ舞台ですから、それを壊すわけにいけないし、そのお手伝いができるのでしたら、私どもも幸せです」と急遽開店させました。
本社に許可もとらず即決です。スタッフも少ないので急いでかき集めたのですが、彼らも快く引き受けてくれた。店長自らも厨房に入りなんとか、お客様の要望に応えることができました。1人のアルバイトスタッフが自主的にお花屋さんに出向き、花を買ってきてくれたそうです。モチベーションの高いスタッフが多いお店だからこそできるチームプレーですね。
2008年9月3日|Posted by 氏家 秀太
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