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読んでおきたいこの1冊

起死回生を果たした 中小10社の逆転ストーリー

『潰れてたまるか!』

2010年6月24日
『潰れてたまるか!』

『潰れてたまるか!』屋宮 久光 監修、影山 惠子 著発行:阪急コミュニケーションズ/1470円

本書に登場する10社は、それぞれ異なる事情から企業存続の危機にさらされ、それを乗り越えた中小企業。バブル崩壊による売り上げ減少、親会社の倒産、ライバル大型店の進出、人材流出、資金繰り悪化・・・これらの困難にどう立ち向かい、ピンチをチャンスに変えたのか。

経営者たちの言動から浮かび上がるのは、時代に合った組織に変える知恵と、改革を断行する勇気だ。

サービス重視の高粗利経営に徹するため顧客リストを見直した地域密着型電器店、一般社員にまで財務諸表を公開し、社員の納得性を高めて人材流出を止めた金属メーカー、業界の常識を破り、複数の仕事ができる“多能工”大工を内製化した建設会社など、十社十色の改革は飲食業にも参考になる。

文=稲田 由美子