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読んでおきたいこの1冊

「地方」「小さな店」が強み “売れてる感”で売る方法

『200メートルの行列ができる繁盛店はこうつくる!』

2010年8月5日

文=稲田 由美子

『200メートルの行列ができる繁盛店はこうつくる!』

『200メートルの行列ができる繁盛店はこうつくる!』山添 利也 著、発行:同文舘出版/1575円

普通に考えれば「大行列」や「ランキング1位」は顧客に支持された結果だ。ところが、著者による繁盛店の作り方はこの逆を行く。意図的に「大行列」や「1位」を作り出し、その“実績”を様々に活用して相乗効果で顧客支持を得るのだ。もちろん、来店した客がリピーターになるよう看板商品の価値を磨き上げることが前提となる。

シェフでもパティシエでもない著者は、地元・和歌山でカフェを開業して以来、8年でイタリア料理店、菓子店など実店舗3店とネットショップ3店を展開するまでに。看板商品のチーズケーキはネット通販の楽天市場でスイーツ部門ランキング全国1位に輝き、有名百貨店から出品要請が殺到する全国区商品だ。

実例に基づく行列や全国区商品の作り方はまさに“目からウロコ”だ。消費者心理とネット販促の効果を熟知し、「地方」や「小さな店」こそそういう商品を作りやすいと説く著者の手法を参考に、商品開発と販促を考えてみてはどうだろうか。