「日経レストランONLINE」は、「日経レストラン」の休刊に伴い、3月末日をもって更新を休止することになりました。長らくご支援を賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。

読んでおきたいこの1冊

人口減少社会で長期経営を目指す

『善の循環経営』

2011年2月3日

文=稲田 由美子

『善の循環経営』

『善の循環経営』大久保 一彦 著 発行:商業界/1500円

これからの人口減少時代には、従来の儲け主義では飲食店は生き残れない。信頼という心の絆で店とお客が結ばれる「善の循環経営」が必要というのが本書の主張だ。

著者は様々な分野の繁盛店作りにかかわってきた小誌連載でもお馴染みの外食コンサルタント。本書では、損得で動いていたとする自身の過去を反省すると同時に、マーケットが縮小する今だからこそ経営の土台となる考え方を変えるべき、と飲食店に提案している。

著者が提唱する「善の循環経営」の実践例として、ダイニング業態のONOグループ(福岡市)、居酒屋などの多業態を運営する「いっとくグループ」(広島県尾道市)、イタリア料理の「カステッロ」(千葉県佐倉市)など5つのケースを紹介している。