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読んでおきたいこの1冊

インパクトある料理はこうして生まれた

『男子厨房で遊ぶべし』

2011年3月3日

文=稲田 由美子

『男子厨房で遊ぶべし』

『男子厨房で遊ぶべし』 中島 武 著 発行:講談社/1470円

小誌にもたびたび登場する際コーポレーション・中島武社長による初の料理本だ。

「紅虎餃子房」をはじめとする和洋中の飲食店・旅館など、300を超える店舗を展開する著者は、料理人ではない。だが、氏の創り出した料理が同社の様々な業態で看板料理となり、リピーターを集めてきたのは紛れもない事実だ。

「際」のヒットメニュー、まかない料理、特製秘伝のタレを含む67の料理が並ぶ本書は、調理法を紹介すると同時に、その料理が生まれた背景などにも言及。インパクトのある料理を生み出す柔軟な発想法の一端を垣間見ることができる。家庭向けに書かれた本だが、掲載されているレシピ以上のことも学び取れる一冊だ。