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クレーム担当者の奮闘日記

金品を目的とするクレーマー への対処法

2010年10月7日

イラスト=蛭子 能収

今月のトラブル報告

「誠意を見せろ! 毎日店に来て、嫌がらせをするぞ!」─。

深夜に来店したクレーム客が、店内で大声を張り上げました。この人物、年齢は20代前半。いかにも不良という格好です。なんでも、店の物販スペースで購入した商品を食べたところ、賞味期限切れで下痢になったというのです。

「すぐに、医者に診てもらってください」とお願いしましたが、なぜか納得してくれず、私たちを威嚇するような言動を繰り返しました。

ただ、賞味期限などが記載された商品パッケージを持っていないため、本当に当店で商品を買ったのかさえ分からない状態です。

翌日、一緒に病院に行って、診察をしてもらいましたが、もちろん、商品が原因で下痢になったなどという診断結果は出ません。それでもこのクレーム客は「体調不良で仕事を休んだのだから、休業補償を支払え」と主張し、私を怒鳴り続けました。もちろん、こちらも「お金を支払うことはできない」と繰り返すしかありません。

次の日、喫茶店で前日と同じようなやり取りをしていると、クレーム客は急に「もう分かった」と言って店を出ました。そして、何を思ったのか自分のクルマを何回も蹴ってボコボコにした後、そのクルマに乗って立ち去りました。その後、店には来ていないようです。(エリアマネージャーA)

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