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クレーム担当者の奮闘日記

金品を目的とするクレーマーへの対処法②

2010年11月5日

イラスト=蛭子 能収

今月のトラブル報告

「電話をかけたのに返事もない。どうなっているんだ!」。当社の○△店で食事をしたという40代とおぼしき男性からクレームの電話が入りました。

話を聞いてみると、「3カ月前に○△店で父親と一緒に食事をしたら、食中毒になった。医者にも診断してもらったし、保健所にも連絡した。とにかく家に来い!」と怒鳴り散らされました。

この男性から、以前に電話を頂いた記録はありません。それに食中毒の可能性があるなら、既に保健所から調査が入っているはずです。そもそもレシートなど来店した証拠もありません。支離滅裂な話で本来は相手をする必要はないのですが、今回は人となりを確認する意味もあり、店長と共に自宅を訪ねました。

相手の主張は「食中毒になったのだから、慰謝料や休業補償を支払え」というものです。店長が「何の証拠もないのにお金を支払ったら、私はクビになってしまいます」と理解を得ようとしたのですが、「お前がどうなろうと知るか!」と、相手はキレ出す始末。丸1日、言い分を聞かされました。

我慢のできなくなった店長は遂に男性宅を抜け出し、近所にある交番の警察官に事情を話しにいきました。すると警官は男性がトラブルの常習者なのを知っていたようで、「後は任せて、もう帰りなさい」と一言。おかげで、やっと帰ることができました。(エリアマネージャーA)

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