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クレーム・トラブル

「駐車場が騒がしい」と近隣から苦情がきたら?

無断駐車の締め出しなどに工夫を

2007年2月8日

ロードサイド店には不可欠な駐車場。ところが、車の排気音や話し声、騒ぐ声が原因で、近隣の住民からクレームが寄せられることが少なくない。

話し声や騒ぎ声は、若者などが夜間に駐車して発生するケースが多い。暴走族などの溜まり場になると、うるさいだけではなく、一般客が怖がって店に来なくなってしまうなど、問題はさらに大きくなる。

無断駐車を防止するには、駐車場が混む時間帯に1時間おきにナンバーを控えて、駐車場内の車をチェックすること。2時間以上駐車している車があれば、店内で持ち主を探し、持ち主がいない場合には注意の張り紙をフロントガラスに貼り付けるといったやり方が有効だ。店舗スタッフがしっかり監視していることを相手に分からせることがポイントになる。

店のスタッフをチェック係に充てるのが難しい場合は警備員を雇うか、思い切って駐車場の入り口に駐車ゲートを設置する手もある。ゲートは、駐車場に入る際にドライバーが入車時刻の打ち込まれたチケットを取り、出車する際、駐車時間に応じて料金を支払うシステムだ。ただし、初期投資はかかってしまうのが難点だ。

あるファミリーレストランでは、車の排気対策として、1.駐車の際にバックで車を入れると排気音が近くの住宅に直接響いたり、ガスが入ったりするので、前向き駐車を呼びかける、2.夜間は、駐車場スペースのうち住宅に近い側を使用禁止にする、といった細かい“指導”を行うことで、効果を上げている。

それでも解決しない場合には、防音壁を設置するのも一つの方法だ。住宅地と駐車場の距離や防音壁の高さ、厚さなどによって費用は異なるが、30台程度収容可能の駐車場に高さ2m×長さ20m×厚さ3cmの壁を作り、約150万円かかった例がある。

無断駐車の防止や防音壁の工事で騒音問題はほぼ解決するが、住民の理解を得るためには、日頃から良好な関係を保つことが必要。駐車場や店頭のみならず、店舗の境界線を超えて広範囲を掃除するなど、近隣のケアに努めたい。

(日経レストラン編集部)