
屋外駐車場で事故。店の賠償責任は?
特別な事情がない限り、賠償はまず必要ない
管理人が常駐する有料駐車場ならともかく、一般の屋外駐車場で、所有者や設置者の責任を問うのは酷だというのが一般的な見解だ。不特定多数の人の出入りが予想されるし、駐車する側も、無人の屋外駐車場であることを承知の上で使用しているからだ。
ただし、次のケースのように駐車場所有者に落ち度が認められる場合は別である。
- 駐車場内の設置物や樹木の枝などが落下し、車を傷つけた場合=駐車場所有者などは、それを防ぐ対策を講じておかなければならない。
- 駐車場が一般人の近道や抜け道として使われ、不特定多数の人々が日常的に通行している=駐車場所有者などは、フェンスなどをめぐらして駐車場としての体裁を整え、むやみに出入りできないようにする必要がある。
- 駐車スペースが不当に狭く、接触事故がいつ起きても不思議でない=駐車場所有者などは、車の出し入れがスムースにできる最低限のスペース取りをすべき。
駐車場所有者などが改善策を怠たった結果、以上のような事情で車を傷つけられたケースでは、その損傷の限度内において、損害賠償する義務を負う可能性がある。
しかし、特別の事情がない限りは、屋外駐車場内の事故について、責任を負わされることはまずない。あらかじめ駐車場に「駐車場内の事故、または車の損害については、当店は責任を負いません」という看板を出しておくのも、クレームを防ぐための方法だ。看板を設置すれば、どんな責任も逃れるというわけではないが、苦情が減少することは確かだ。
どうしてもお客からの請求に応じざるを得ずに賠償した際には、「この車の損傷について、これ以上、店には一切クレームを付けない」という一筆をもらっておくことが大切だ。
と、ここまでは原理原則。店に責任がないとはいえ、大切なお客の車が傷つけられることは、店にとっても痛手であることに違いない。お客の見送りの際に、駐車場を一回りするなど、できる範囲での監視はやっておくべきだろう。
(日経レストラン編集部)
- 九州のみで販売されていた米焼酎/壁にかける緑化インテリア(2012/04/23)
- ボリュームと利便性がカギ 17時まで提供のランチが人気(2012/04/20)
- スタッフが全員女性のデリカテッセン 田舎風パテなどを手軽にリーズナブルに楽しめる(2012/04/10)
- 電子マネーにも対応したレジスタ/必要な分だけ自然解凍で使える魚肉練り製品(2012/04/09)
- うどん店の強みを生かした 夜の居酒屋が連日盛況(2012/04/06)
- 屋外駐車場で事故。店の賠償責任は? (2007/10/01)
- 暴力団に金品を要求された! (2007/08/20)
- ネット上の誹謗中傷に対抗するには? (2007/05/14)
- 道路工事で客数減。補償を求めたい (2007/05/07)
- 多発する強盗事件。防犯の要点は? (2007/04/09)
- 迷惑な訪問販売にどう対処する? (2007/03/08)
- 「駐車場が騒がしい」と近隣から苦情がきたら? (2007/02/08)
- 店内でお客同士がケンカしたら? (2007/01/15)
- 女性スタッフへのセクハラ対策は? (2006/12/18)
- 現金不足が頻発する。従業員が犯人か? (2006/12/07)












