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衛生・クレンリネス

グリーストラップの悪臭対策はどうする?

2005年10月25日

アドバイス:毎日の清掃に勝る法なし。処理能力不足なら増設する

厨房排水から生ゴミや油脂分を取り除き、きれいな水にして下水に流す装置、グリーストラップ。ここから生じる悪臭を防ぐには、時折業者に清掃を頼むだけでなく、日々のメンテナンスが不可欠だ。

トラップが悪臭を放つのは、内部に放置された生ゴミや油脂分に含まれる有機物が腐敗するから。悪臭を防ぐには、これらを除去することが第一だ。

トラップ内で流しなどからの排水を受けるカゴには、排水と一緒に流れる野菜くずや残飯などが溜まる。まずはこの受けカゴに、網目の細かいネットを掛けよう。冬季は営業後、夏季は1日2回程度、ネットを交換する。

ネットは1枚100〜200円程度。ゴミをネットごと捨てられるため、カゴ清掃の手間もかからず便利だ。ネット交換の際には、水が流れ込む排水口もブラシでこするなどして、一緒に掃除しよう。業者によるバキューム清掃は100リットルのトラップで1回1〜3万円の費用がかかる。業者清掃の頻度を減らす上でも、ネットをきちんと活用したい。

次は週に1回、トラップ内に浮いている油脂分の除去を行う。持ち手の付いた網などを使い、アク取りの要領で油脂分をすくい取る。その際、氷を入れてトラップ内の水温を下げると、油脂分が固まって作業しやすい。

こうした日々のメンテナンスをしていれば、業者による清掃は1〜3カ月に1回で十分。委託先は、汚泥の除去だけでなく、トラップ内や排水管まで手作業で清掃する業者を選ぼう。廃棄物マネジメント会社や自治体などに問い合わせれば、優良業者を紹介してくれるはずだ。

以上を実践しても悪臭がひどい場合は、トラップの処理能力が排水量に見合っていない可能性がある。トラップが小さ過ぎたり浅過ぎたりして、油脂分を分離できないまま排水管や浄化槽に流れ込み、そこで腐敗して悪臭を放つというケースだ。

この場合、既設トラップの拡張は難しいので、後付けの機器を利用するとよい。今まで直接流しに捨てていたラーメンのスープなどは、こうした装置を通すことでかなりの油脂分を除去できるという。

(日経レストラン編集部)