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衛生・クレンリネス

ゴキブリとネズミが出て困ったらどうする?

2005年11月28日

アドバイス:清掃・整理整頓の徹底に加え、駆除業者も活用する

清潔であるべき飲食店内で、ネズミやゴキブリがお客の目に触れることはタブー。ネズミ・ゴキブリ対策は、飲食店が取り組むべき最重要項目の一つだ。

飲食店は、ゴキブリの繁殖には最適な環境といえる。特にチャバネゴキブリは繁殖率が高く、小型なので、わずかな隙間でも巣を作る。市販の薬を散布しても隠れてしまうし、最近では市販薬にも強くなってきた。

対策の基本は、日頃から店内の清掃や整理整頓を励行し、生ゴミや食物の管理を徹底すること。ただ、それだけでは発生を防ぐのは難しいため、専門業者との契約による、定期的な駆除も検討したい。その際には、薬をまきやすいように食器や食物を片付けたり、隙間を目張りするなど、業者と二人三脚で取り組むこと。

専門業者に依頼した場合は、店にどの程度のゴキブリが存在するかを調べてくれる。一つのゴキブリ捕獲器に一日平均1匹以内ならば、日常はほとんど目に付かない。5匹以内でまずまずというレベルだ。

ネズミにとっても、エサになる生ゴミや水が豊富にある飲食店は、大変都合の良い繁殖場所だ。

飲食店に被害を与えるネズミには、クマネズミとドブネズミの2種類がおり、生態や駆除方法が異なる。

まず、クマネズミは体長150~235mm、体重は150~250gほどで、運動能力に優れる。現在、ビルの中のネズミはほとんどがクマネズミだ。高所を苦にしないため、ビルの天井や、パイプや壁の隙間に巣を作り、繁殖する。完全な駆除は非常に難しく、どれだけ数を減らせるかがカギ。抵抗力が非常に強く、殺鼠剤があまり効かないため、駆除は、粘着トラップ(粘着剤が付いたボード)などで、1匹ずつ捕獲していく方法を採る。

ドブネズミはクマネズミよりも大きく、水気の多いところを好み、下水道と通じている地下や1階に棲みつく。殺鼠剤が効くので、クマネズミより駆除しやすい。

ネズミの駆除で大切なのは、環境的防除を徹底すること。通路遮断のために、排水溝、マンホールなどに金属の網をかけ、施設内のパイプ周りや天井の隙間をふさぎ、必要な場所には金網を付けるといった防鼠工事を行う。

(日経レストラン編集部)