「日経レストランONLINE」は、「日経レストラン」の休刊に伴い、3月末日をもって更新を休止することになりました。長らくご支援を賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。

衛生・クレンリネス

ペット連れOKの店にするには?

まずはルール作り。ペット連れでないお客にも配慮を

2006年8月31日

家族の一員のようにペットを飼う人は、この十数年で急増し、ペット連れで食事がしたいという飼い主も増えている。代表的なのは犬だが、ペットOKの店にするには、ハード、ソフトの両方を変える必要がある。

最も注意すべきなのは衛生面。今のところ、飲食店にペットを入れることを規制する法律はない。だからこそ自主的なルール作りが重要だ。

基本的なことだが、厨房と客席は遮断すること。ペットは寄生虫がいる場合がある。抜け毛などが厨房に舞い込まないためにも扉は必須だ。さらに客席から厨房に空気が流れ込まないよう、両方の気圧や室温をきちんと調整することも必要だろう。

客席でペットが粗相しないかというのも気になるところ。万一の時のためにも、客席の床は、木材ではなく、汚れても掃除がしやすい耐水性素材の方がベターだ。小型犬をイスに座らせるお客には、イスにハンカチやタオルなどを敷くことを義務付けるとよい。

また、ペットをテーブルの上に乗せるのは禁止すべきだ。仮に乗せなくても、次のお客のために、テーブルはアルコール消毒液などで拭くことをお勧めする。

ペットに食事を出すなら、専用のクッキーやジャーキーなど、固形のものが無難である。調理した野菜や肉を出す場合は、味付けをせず、油も少量にしてペット専用の特別なものを作る。動物によっては食べさせてはいけない食材もあるので、よく調べることが重要だ。水にも注意したい。大型犬に、水を飲ませるとあたりに飛び散ってしまう。テラス席があれば、そこに案内すると店内を汚すこともない。

飼い主の食事にも配慮することが必要だ。飼い主の多くは、片手でリードを持ちながら食事をする。片手でも食べやすいメニューにすれば、喜ばれる。

客席の配置もポイントだ。ペット同士のトラブルを未然に防ぐために、席の間隔は通常よりゆったり取る。また衛生面に気を使っても、やはりペット独特の臭いは気になるので、ペット連れではないお客のための専用スペースも用意するとよいだろう。

(日経レストラン編集部)