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調理・メニュー

農家から直接食材を購入するには?

2006年6月5日

文=齋藤 訓之

商品の特徴を出すには、食材への“こだわり”を打ち出すことも有効だ。そのために、農産物を農家から直接仕入れるということも考えられる。ただし、優良な取引先を見付け、上手に付き合わなければ、品質ダウンやコストアップなど思わぬ失敗もあり得る。

飲食店が農家と直接的に付き合うメリットは様々ある。まず、「よそとは違う食材」をアピールできる上、鮮度が高いというイメージも打ち出せる。また、店が生産者を知っているということは、トレーサビリティーの確保につながり、安心感を与えられる。

さらに、生産者と良好な関係を築くことができれば、品種や具体的な栽培法など、食材についてのより深い知識や新しい情報も得られ、顧客に商品を説明する際に説得力も増す。

コスト面では、送料がかかったり、管理の手間も発生するので必ずしも低減できるとは限らない。それでも、価格を決めて契約できれば、相場に左右されずに仕入れ値を安定させることも可能だ。また、一般の流通では規格外(B品)とされるサイズや不揃い品を安価で出荷してもらうよう交渉するということも考えられる。

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