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調理・メニュー

気温などの気象情報を売上増に生かすには

料理のカロリー量で適したメニューを判断

2006年6月29日

文=齋藤 訓之

昇温商品と降温商品

ビールは気温25℃以上で売り上げが伸びる──。人間の欲求は気温や晴雨などの気象条件の影響を受け、それによって売れる商品も変化する。暑い日には冷たいものが売れ、寒い日には温かいものが売れるといったことだが、統計的な研究により、もっと具体的な変化が分かってきている。そうした研究を踏まえて気象情報を商品戦略に生かす手法や技術を、ウェザーマーチャンダイジング(WMD)と呼ぶ。

流通業や外食業などに、WMDのコンサルティングや情報提供を行っているライフビジネスウェザー(LBW、東京都港区、石川勝敏社長)は、「ばく然とした季節感から一歩進んで、品揃えや営業に気象情報を積極的に生かせば、売上増が期待できるだけでなく、『あの店にはいつも食べたいものがある』という評判を取っていくことができる」(気象予報士で取締役コンテンツ事業本部長の常盤勝美氏)と、WMDのメリットを強調する。

WMDに取り組むには、まず、商品を昇温商品と降温商品に分けて考える。昇温商品は気温が上がるほど売れる商品、降温商品は気温が下がるほど売れる商品のことだ。LBWに代表的な両商品群の例を挙げてもらったのが下の表。「気温によって、人体の基礎代謝量が変わり、それによってカロリーに対するニーズが変わる。一般的には、カロリーが低そうに感じられるものが昇温商品、高そうに感じられるものが降温商品となる」(同)。

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