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調理・メニュー

若者にはどんなカクテルが受ける?

クセがなく、ライトな商品をカジュアルに

2006年8月10日

「カクテルはバーで飲むもの」といった、かつての固定観念は、若年層中心に崩れてきている。バーに代わって身近な存在となっているのが、居酒屋だ。酒造メーカーが20~34歳の男女500人に街頭で面接して実施した「カクテル飲用実態調査」でも、「カクテルを飲む場所」で1位となり、回答の約6割を占めた。今や、居酒屋にとってもカクテルは売れ筋商品だ。

最近の若者が好むカクテルの特徴を挙げると、(1)アルコール度数が低い(6~8%)もの、(2)炭酸入りで清涼感があるもの、(3)辛口でも甘口でもなく、甘みと酸味のバランスが取れているもの、の3点。つまりクセがなく、抵抗なく飲める、「プレーンでライトなカクテル」が受けているのである。中でも、男女を問わず人気があるのが、モスコミュールとジントニック。また、女性にはカルーアミルクが、男性にはソルティードッグの人気が根強いようだ。柑橘系のカクテルも外せない。

カジュアルな雰囲気の居酒屋では、マティーニなど脚の長いカクテルグラスで提供するフォーマルなカクテルは不向き。従って、居酒屋系の店では、通常の平底型グラスで提供できるものだけに絞る。

導入にあたって最低限必要なのは、ベースとなるジンとウオッカ、焼酎、ウイスキー。これに味、色、香りを出すカシスやメロンなどのリキュール類があるとよい。オレンジやレモンなどの各種ジュースを揃えておけば、パステルカラーのカクテルを作ることもできる。

カクテルは、バーテンダーでなくても、書籍などを参考に手順さえ守れば、誰にでも作れる。必ずしもシェーカーを振る必要はなく、材料をステアする(混ぜる)だけで十分だ。ステアをする道具は、マドラーでもよいが、少し本格的にしたいならば、マドラーの代わりに専用のバースプーンを用意しよう。

ステアのポイントは、最初に氷を入れること。まずグラスを冷やすことで、氷が溶けて水っぼくなることを防ぐことができる。洒とソーダなどの副材料の割合は1対3(もしくは4)が基本だ。作る手間が面倒ならば、市販のカクテルコンクを利用すればよい。

(日経レストラン編集部)