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集客・販促

ビル地下にお客を呼び込むポイントは?

お客に不安を抱かせないようサイン計画に注力する

2006年5月18日

ビルの地下にあるテナントの場合、お客が店内の様子を見られないケースがほとんどだ。どんな店か分かりにくく、それゆえ集客が難しいケースが少なくない。

解決策としては、サイン計画を見直し、お客にどんな店なのか、店のコンセプトを明確に伝えることだ。サイン計画とは、置き看板、ビルの袖看板やファサードのライン看板、のれん、サンプルケースなどが含まれる。

これらを用いて、まず「どんな業態なのか」を表現する。基本は業態を示すサブコピーを店名に付けること。イタリア料理店ならば、「美味しいワインとトスカーナの家庭料理が楽しめる店」などとし、イタリア国旗の赤、緑、白を看板に使うのも手だ。

路面店と異なり、ビル地下の店は、サインの設置スペースも限られる。置き看板一つでも、最も訴えたい点や他店と比べて何が売り物なのかを、大きく表現したい。

次にメニュー表やサンプルケースを見やすい場所に置く。お客は食べたい料理があるか、予算の範囲内で食べられるかどうかを不安に感じる。さらに店の雰囲気やサービス方法が、自分が望んでいるスタイルかどうか知りたい。そこで、店内写真を外壁などに掲示する方法がある。営業時間内のお客でにぎわう店の写真を使おう。

サイン計画は店のレベルに合わせる。大衆店なのに、サインだけが高級では、店のコンセプトが伝わらない。また、店内デザインとも統一した方が、伝わりやすい。

サイン計画を実施する際には、ビルの所有者や管理者との交渉が必要だ。そのビルのテナントが自分の店だけならば直接交渉となる。他の店も入っている場合、共有部分については他のテナントと共同して計画をまとめ、ビル側と交渉する方がよいだろう。

案を作成する際には、デザイナーや看板業者と相談しよう。電気を使用する看板を新たに設置するような場合には、電気容量の問題があるし、袖看板のようにビルの外に設置するサインについては、法的規制が存在する。

地下のテナント店で注意したいのは、階段部分の明るさ。照明が暗いと、お客の不安が増加しやすいからだ。階段とその周辺の掃除も怠らないように。

(日経レストラン編集部)