
洋食店でデリバリーを始めるには?
待たせない態勢作りと、パンフレット作成がカギ
売り上げアップのため、デリバリーを活用したいという洋食店は多い。しかし、意外に手間がかかり、不手際が起こる危険性も増えるので、安易な導入は避けた方がいい。デリバリーをスムーズに始めるためには、気をつけるべきポイントがある。
第1のポイントは「お客を絶対に待たせない」こと。
洋食は麺類と違い、昼、夜の一定の時間帯にお客が集中しがち。まずは対応可能な人員態勢にすることだ。店舗面積12坪(39.6m2)で、デリバリーをうまく取り入れているある洋食店では、3人でイートイン、テイクアウト、デリバリーをこなす。店の規模にもよるが、最低3人の態勢で臨む必要がありそうだ。2人の場合は、ピークの時間帯までに配達を済ませるようにしたい。
配達までの時間は、注文を受けてから30分以内が理想。30分を超えると、お客は「待たされた」と強く感じる。そのためには30分以内で配達できる範囲を決めておこう。自転車かバイクか、配達手段によっても差はあるが、無理が生じないのは半径500m以内だ。最初は半径500mでスタートし、余裕があると分かってから徐々に広げるのが得策だ。
配達範囲は、時間帯も加味して決めるといい。特にランチタイムは繁忙を極めるので、配達には余裕を持たせる必要がある。午前11時までに注文を受けた場合は12時までに届けることを約束し、午前11時以降の注文については12時30分過ぎになることをデリバリー用のパンフレットに明記しておくといいだろう。
第2のポイントは「デリバリーを始めたことの告知」。メニュー、金額、営業時間、電話番号、所在地を明記したパンフレット作りがもっとも効果的だ。費用をかけず、手書きのものをコピーするだけでも充分。それよりも重要なのは、配布の仕方だ。街頭での配布、新聞の折り込み、ポストへの投函など手を尽くしてみよう。オフィスに配る場合は、直接訪問して手渡すのがもっとも成果が上がる。
デリバリーのメニューについて、店で提供するのと同じ種類、量、金額にするか、あるいは、注文がひとつからでも配達するかは、店の方針次第。回りまわって顧客が増えれば、というなら若干サービス的な面があってもいい。
(日経レストラン編集部)
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