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採用・教育

朝礼のやり方を知りたい

話はわかりやすく簡潔に。朝礼の意義と価値をきちんと伝えよ

2006年4月6日

飲食店では、始業前の10分程度の時間を朝礼に当てているのが一般的。短時間とはいえ、1日の仕事の始まりなので、疎かにはできない。目的意識を明確にして臨めば、大きな効果を期待できる。

朝礼の第1の目的は、1日の仕事を気持ちよくスタートさせること。従って、全員に、明るくハキハキとした話し方や受け答えが求められる。聞く側に“やる気”を吹き込むような話し方を心がけたい。

第2は、働く目的を確認し合うこと。経営理念を唱和する店がしばしば見られるが、これも目的は同じ。理念が徹底されていない店は調理、サービスにバラつきが生じやすく、長続きは難しい。繰り返し経営理念を唱えることで、毎日、原点に戻って、謙虚な気持ちで仕事に取り組むわけだ。また、スタッフ個人の目標を皆の前で宣誓させるのもよいだろう。チーム、さらには個人の目標や理念を相互確認することで、一体感も高まる。

朝礼は、スタッフへの連絡や、しつけ教育の役割も担う。しつけの場とするなら、話し手は当然、オーナーや店長。ただし、朝礼においては、難しくて長い話は適さない。わかりやすく、簡潔であることを重視し、身近で具体的な話を選ぶのがポイント。営業時のあいさつの仕方や、清掃といったテーマで構わない。

話をする際には、「あれをするな」「これはダメ」といった、命令調の禁止項目だけを羅列しないこと。それではスタッフが萎縮してしまい、その日の営業に悪影響を与えかねない。「お客様に喜ばれるから、こうしよう」といった形で、スタッフが前向きに取り組めるように話しかけることが大切だ。

話をするのが苦手なら、翌日話す内容について、前日に簡単にメモなどしておくとよいだろう。自店や自らが取り組むべき課題を再確認し、改善策をまとめるための良い習慣づけにもなる。

なお、朝礼を行うに当たっては、その意義と価値をスタッフにきちんと伝えておくことが欠かせない。それなしだと、時間を無駄に費やすだけの単なる儀式となってしまう。

(日経レストラン編集部)