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店舗・内装

中古の厨房機器を使うメリットは?

上手に活用すれば、低予算で大幅改装も可能

2006年3月6日

新品の厨房機器を入れてリニューアルする場合、少なくても数百万円、ちょっとした店なら1000万円近くはかかる。個人経営の飲食店には、かなりの負担である。そんな折、ぜひ活用したいのが、中古の厨房機器だ。

リサイクルの意識がすっかり定着し、近頃では、中古品への抵抗感も薄らいできた。中古の厨房機器を専門に扱う大規模チェーンショップも増え、人気を集めている。

リサイクル品を活用する最大のメリットは、設備費用が安くすんだ分、店内のインテリアに予算をかけられること。リニューアルの際に導入を検討してみる価値は大いにある。

中古の厨房機器の取扱店は、NTTのタウンページで探すと便利だ。業種別分類の「リサイクルショップ」で調べられる。中でも今、飲食店経営者の間で幅広く活用されているのが、「テンポスバスターズ」だ。全国に大規模な店舗を展開し、品揃えも充実している。

店を探し当てたら、購入したい機器の在庫の有無を尋ねてみよう。ただし、新品と違い、欲しいものが必ず揃うとは限らない。品物が入り次第、連絡してもらえるように頼んでおくなど、根気よく見つける努力も必要だ。価格は、新品に近いものを除けば、新品の3分の1から4分の1以下が相場だが、程度によっても千差万別。購入に際しては、現品をよく見定めて、判断すべきだろう。

厨房機器には、流し台や配膳台のようなステンレス製品のほか、冷凍庫や製氷器などの低温機器、オーブンやレンジなどの加熱機器などの機械類がある。流し台や配膳台は、サイズを除くと、中古品でも問題が起きる可能性は少ないが、機械類は注意が必要だ。実際、直接メーカーに問い合わせて修理してもらう利用者も多いという。

ある飲食店は、「ガス機器については、地域のガス会社が面倒をみてくれるから、あまり心配しなくていいが、電気機器は、どこまで保証してくれるのかを、中古業者にしっかり確認したほうがよい」とアドバイスする。

全面的に厨房を改装する場合、あらかじめ中古の機器を使うことを条件に工務店に依頼し、担当者と一緒に探せば、低コストの大幅改装も可能だろう。

(日経レストラン編集部)