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店舗・内装

小規模店でのPOS導入のメリットは?

オーダー・エントリー・システムと連動させて効率化を

2006年9月28日

POSとは、point of salesの略で、「販売時点情報管理」のこと。オーダー入力時または会計精算時に、販売したメニューごとの品目名、数量、客層などを機器登録し、売り上げ管理を行うこと。

飲食店の場合、ハンディターミナルと呼ばれる小型の専用端末にメニュー名と品目数を入力すると、厨房に置かれたプリンターから打ち出されたり、厨房のモニターに表示されたりするOES(オーダー・エントリー・システム)と連携して活用するケースも多く見られる。

小規模店では、このOESとPOSの組み合わせでの導入から考えると良い。即座に厨房にオーダーが通り、レジでは瞬時に会計できる。

この仕組みを導入すれば、「接客スタッフの注文受け間違いが少なくなる」「迅速な注文伝達で料理の提供時間が短くなる」「スタッフが注文伝達のために歩く距離が短くなり、この余裕が接客サービスに振り向けられる」「会計時の金額間違いがなくなり、お客の会計時の待ち時間も短縮できる」などのメリットが生まれる。

POSに登録したオーダーは、「売れ筋や死に筋メニューの把握」「時間帯別、価格帯別の販売動向」「食材在庫状況」などの運営計画を考える際に必要なデータとして蓄積でき、瞬時にその状況をモニターなどに出力できる。さらに、それらのデータの分析を行うこともできる。

これらのデータをパソコンなどに送れるようなシステムを選んでいれば、自分の工夫次第で様々な分析を行え、より有効にデータを活用できる。フルキーボードやマウスを備えたパソコンの方が、複雑なデータの入力や分析作業を行いやすいという操作面での都合や、作業に十分なスペースがターミナルを置いてあるレジ付近にはないという制約などもその理由だ。

POSのシステムを構成する機器には、搭載している管理・分析機能が比較的簡素で、レジ機能をメインにしたPOSレジがある。それよりも高度な分析機能を持つものをPOSターミナルと呼び分けることも多いが、ターミナルと同等の機能を持つ機種に「POSレジ」と名付けるメーカーもあるので、確認が必要だ。

(日経レストラン編集部)