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店舗・内装

賃借物件にはどんなタイプがある?

空き、居抜き、リースの3種類で、初期投資に大きな違いが

2007年3月15日

賃借店舗のタイプには、1.「空き店舗」、2.「居抜き店舗」、3.「リース店舗」──の3つがある。「空き店舗」は内装や厨房などの設備がまったくない物件。「居抜き店舗」と「リース店舗」はともに内装や厨房危機などの「造作(ぞうさく)」が施してある物件だが、賃借条件が異なる。

「居抜き店舗」の場合は、契約時、保証金に加えて前の借主が施した造作も買い取ることになる。「リース店舗」は、造作の費用が毎月の賃料に上乗せされる。したがって、イニシャルコストが少なくてすむ反面、ランニングコストは高くなる。

賃料とは別に、入居時に保証金(契約終了時には返還される場合が多い)が必要なのは、どのタイプも同じ。契約期間は2~3年が一般的で、契約更新の際には、賃料の1~2カ月分の更新料を支払うことになる。

一般に、「リース店舗」はバーやクラブ向けの物件がほとんど。それ以外の飲食店だと、「空き店舗」か「居抜き店舗」のどちらかから選ぶことが多い。

「空き店舗」と「居抜き店舗」のどちらがよいかは、物件次第だ。

一般に、「居抜き店舗」は「空き店舗」に比べて初期投資が少なくて済む。すでにある造作が、そのまま自分のやりたい業態で流用できれば、改装は最小限に抑えられる。もちろん、造作に不備があると、かえって投資額が膨らむ場合もあるので、事前のチェックが重要になる。特に空調設備や厨房機器の性能、電気容量、排水設備は外見からは判断しにくいので、注意が必要だ。

さらに、「居抜き店舗」の場合には、これまで営業していた飲食店が不振のために撤退したケースも想定できる。したがって、撤退理由を探りつつ、立地に問題がないか、自分の業態ならうまくいくかどうかを、「空き店舗」以上に念入りに調査する必要がある。

「空き店舗」の場合にも、電気やガス、給排水、給排気などの設備関係については、自店で必要な容量を満たすかどうか調べる必要がある。また、看板などの設置についても、家主の承認が必要な場合があるので確認しておくべきだ。

(日経レストラン編集部)