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飲食ビジネス価値創造

異業種と組んで新たな提案 常に話題になる環境を作る

松村厚久 ダイヤモンドダイニング社長

2015年2月9日
松村厚久 ダイヤモンドダイニング社長

まつむら・あつひさ 1967年高知生まれ。2001年にエンターテインメントレストラン「VAMPIRE CAFE」で外食業界に参入。連結売上高は247億7600万円(14年2月期)

 飲食事業の売上高が、前年比で100%超と好調です。

 業態開発や集客策など、ここに来て打つ手が当たっています。外食企業は売上高300億円までは業態の良さや社長のカリスマ性で行けますが、それだけでは1000億円は達成できません。2011年から2年間、我々も迷走しました。

そこで、グループ行動指針に「熱狂宣言」と掲げ、エンターテインメントを追求する姿勢を打ち出しました。業態開発も、もっと頭を柔らかくして考えるようにしました。物件が出たら原則としてチェーン展開している「九州熱中屋」「わらやき屋」とし、特殊な場合は違う業態を作るスタイルです。この結果、“日本で一番高い焼鳥店”「しの田」、“シャンパンの月間販売量が日本ナンバーワンのダイニングバー”「1967」といったユニークな店も生まれました。

集客では、予約者にポイント還元する「DDマイル」の仕組みが、リピーター増加に大きく貢献しています。DDマイル会員数は14年11月で12万名を突破、約1年半の間に会員数がほぼ15.8倍となりました。電話受付のオペレーターを相当数、増やして対応しています。

1000億円の達成には頑丈な組織を作るしかないと考え、社内の人材教育にも力を注いでいます。13年から四半期に1回、グループ全社員が集まる総会「ダイヤモンドダイニングコンベンション」を開催しています。私だけでなく、飲食店経営者や異業種の方々が講演するほか、社内コンテストによる社員表彰といったイベントも実施しています。また、社内報を年に6回発行し、情報共有も始めました。

(写真=尾関裕士)

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