「日経レストランONLINE」は、「日経レストラン」の休刊に伴い、3月末日をもって更新を休止することになりました。長らくご支援を賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。

飲食ビジネス価値創造

食に対する情熱や誠実さを ミラノ万博で伝えたい

柴田陽子 柴田陽子事務所代表

2015年3月30日
柴田陽子 柴田陽子事務所代表

しばた・ようこ 1971年神奈川生まれ。外食企業や化粧品会社を経て、2004年「柴田陽子事務所」を設立。ブランディングプロデューサーとして活躍するほか、飲食店も経営

 5月1日に開幕する「食」がテーマのミラノ万国博覧会で、レストラン担当プロデューサーを務めます。

 日本食は、知っていただきたいテーマがたくさんあります。地域に根ざした郷土料理から懐石という多様性、器や四季の表現といった見せ方の工夫、「もったいない」「いただきます」「ごちそうさま」など食のモラルなど……。これらすべてをレストランに盛り込むと、結局は来場者に何も伝わらなくなってしまいます。

また、食という同じテーマで半年間にわたって世界中からプレゼンテーションが集結します。そこで日本が「世界の食のリーダー」として認めてもらうために、何をプレゼンすればいいのかを考えました。

この結果、私が意識したのは、「食に関して日本はすごい、なにか困ったら聞いてみよう」という印象を持ってもらうことでした。

そのためには、食にかける情熱の高さや態度の誠実さを、展示とレストランで伝えようと考えました。展示を通じて見たこと、聞いたこと、知ったことを来場者が頭に巡らせながら、実際に食べていただいて感動に変えるのがレストランの位置づけだと強く訴えました。

次のページへ

バックナンバー