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飲食ビジネス価値創造

万人受けする店は作らない 成長機会は海外にある

清水 謙 WDI代表

2015年11月9日
清水 謙 WDI代表

しみず・けん 1968年東京生まれ。さくら銀行(現・三井住友銀行)を経て、98年にWDIに入社。「カプリチョーザ」や「ハードロックカフェ」など22ブランドを展開。連結売上高は236億9100万円(15年3月期)

 過去最高益の更新に向けて、順調に業績が推移しています。

 要因は3つ挙げられます。海外事業が軌道に乗ってきたこと、国内のステーキ専門店「ウルフギャング・ステーキハウス」が好調であること、そしてインバウンドが伸長していることです。

海外事業では、ハワイが絶好調ですね。「ウルフギャング・ステーキハウス」は店がオープンする30分前には、50人ぐらいの行列ができています。半分は予約客で、残りの方は当日の空き席を求めていらっしゃる。この4年間は売り上げが伸び続けており、今年はハワイの1店舗だけで25億円ぐらいに達しそうです。

国内の「ウルフギャング・ステーキハウス」は、2年前に開業した六本木店が月商1億2000万~1億3000万円で推移しています。海外へよく旅行される富裕層や接待で利用する会社員だけでなく、「誕生日祝いを開こう」「両親の結婚記念に招待しよう」といった“コト消費”が多いことが分かりました。そこで、丸の内店と大阪店を出したところ、さまざまな層のお客様にご来店いただいています。どちらも月商で1億円を超えており、手応えを感じています。

インバウンドでは、アメリカ料理店「ハードロックカフェ」が牽引しています。キャラクター「ハローキティ」との日本限定コラボ商品はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて世界で知れ渡っていて、「日本に来たら『ハードロックカフェ』へ」ということでアジアのお客様を中心に多くの方々がいらしています。

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