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気になる新店

西洋野菜や新しい調理法も採用 新感覚の精進料理でお客の裾野拡大

SHOJIN 宗胡(精進料理、東京・六本木)

2015年5月8日
SHOJIN 宗胡(精進料理、東京・六本木)

コースの「花」(税、サービス料別で8000円)、「愛」(同1万円)で提供する3品に含まれる一品。陶製の重箱に、「雷コンニャクの天ぷら」や、菊花を載せた「ナスとアワビタケの揚げ浸し」など6品を盛りつけた「お重盛り」

現代的な食材や調理技法を取り入れた料理を、モダンな空間で楽しめる新感覚の精進料理店「SHOJIN 宗胡(しょうじん そうご)」が2月、東京・六本木にオープンした。健康的な食事を好む30代以上の男女などから早くも注目を集めている。

精進料理の特徴は、魚や肉など動物性の食材を使わず、穀物や豆類、野菜、海草を使う。それを煮る、焼く、揚げる、蒸すなどの調理法を駆使して多様な料理に仕上げる点だ。

その基本に沿いながら、宗胡では、和の食材だけにこだわらず、トリュフオイルで香りをアクセントにしたり、オリーブの実をソースにしたり、西洋の野菜も柔軟に用いて「新しい試みに挑戦している」と、オーナーシェフの野村大輔氏。また、冷凍粉砕調理器によって、タケノコを滑らかなすり流しにしたり、食材を泡状に加工するエスプーマで味噌を軽い食感にしたりと、「進化する調理器具・技法を積極的に利用して、精進料理の可能性を広げたい」という。

SHOJIN 宗胡(精進料理、東京・六本木)

タケノコにアラレを付けて揚げ、あんをかけた「煮物」

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