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気になる新店

食材のテーマは「殻付き」 5800円割烹で40代以上捉える

Shellman(割烹、東京・月島)

2016年3月4日
Shellman(割烹、東京・月島)

5800円のコース料理の一部。手前は杉板でいぶして香り付けしたカニの焼き物。調理網ごと席に運ぶ。右奥は人気のテナガエビを使った濃厚な味の茶碗蒸し。左奥は珍味の盛り合わせ。

1月25日、東京・月島に「殻付き」をテーマに掲げるユニークな割烹「Shellman(シェルマン)」がオープンした。エビ、カニなどの甲殻類や貝類をはじめ、「殻付き」食材である卵や枝豆などを使った料理を提供。基本メニューは9品から構成する5800円のコース料理のみ。21時からは、コース料理の一部に手巻き寿司を加えた定食(2600円)も提供する。コース1本で勝負するのは「アラカルトなど品数を増やすと一品一品のクオリティーが下がり、居酒屋の料理との差別化が難しくなる」と、店を運営するFOOD ARCHITECT LAB(フード アーキテクト ラボ、東京・港、以下FAL)の横井貴広会長が考えるから。

コースの初めには「とりあえず」として、鳥取県・境港から取り寄せた産直のズワイガニを1人1杯提供。大皿に盛られた蒸しガニにお客は一様に驚くという。メニュー名は「伊を得た魚」(イタリア風にセモリナ粉の衣〈殻〉を付けた魚を揚げたもの)など、遊びがある。コース内容は季節に応じて変えていく方針だ。

Shellman(割烹、東京・月島)

左:築地価格の半額で仕入れているという産直のズワイガニ。コースの最初に「とりあえず」提供する。右:殻付きの食材が目を引くカウンターのショーケース

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