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韓国レストラン展望

梨泰院を知り尽くすクラブオーナーが経営する本格イタリアン

「BETWEEN」

2012年6月20日

最近、韓国で最もホットな場所として挙げられるのが梨泰院(イテウォン)ある。その盛り上がりを見せる梨泰院(イテウォン)界隈でひときわ目を引く店がイタリア料理店「BETWEEN」だ。店名には「イテウォンの真ん中にあること、文化に中心になって欲しい」という思いが込められている。経営するのは、同じ梨泰院にあるクラブ「B ONE」のオーナー。このエリアを熟知する若いオーナーが作ったレストランということもあり、オープン前から話題となっていた。

「BETWEEN」には、韓国料理も、韓国風にアレンジした料理もない。本場の味を忠実に再現することを目的としたイタリアンレストランである。2010年5月のオープンから既に2年が経ったが、いまだにディナータイムには行列ができる。広報担当者は「エリアを熟知し、基本に忠実な経営を行っている結果だ」と流暢な日本語で語る。今の韓国の若者が何を欲しているのかを熟知しているということである。

「BETWEEN」

入り口を入るとスタイリッシュな店内が迎えてくれる。

レストランメニューはイタリア人シェフが責任者として開発。併設されたバーには、韓国各地からスカウトされたバーテンダーが立つ。今まで韓国では味わえなかったフードやカクテルが楽しめるという評判が人気を支えている。近くのイタリア大使館に勤める大使館員も食事を楽しみにくるという。人気メニューはやはりパスタである。韓国で出会うパスタは韓国風にアレンジされたものが多いが、ここはイタリア人シェフが腕をふるう本場の味だ。メニューは年2~3回リニューアルされるが、人気メニューであるラザニアやパスタは年間を通じて提供されている。

「BETWEEN」

ランチでオーダーできるボンゴレ。韓国ではパスタを韓国風にアレンジする店がよくあるが、ここでは本場イタリアンが味わえる。

「BETWEEN」

韓国各地からスカウトされたバーテンダーがカクテルをつくる

座席数は240席で1階がカクテルラウンジ、2階、3階がディナーラウンジとして利用でき、空間を使い分けている。客層は主に20代から40代の男女だ。クラブで遊ぶ前に立ち寄る客も目立ち、常連客は60%超える。特に海外での仕事の経験を持つ人や外資系企業で働く人たちに喜ばれているという。日本人客はそれほど多くないというが、日本語が堪能な広報担当もよく店に顔を出すので「気軽に声をかけて楽しんでほしい」と言う。

昼と夜で違った表情を持つレストランでもあり、その両方の顔を体験してもらいたい。

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店舗データ

ソウル特別市 龍山区 梨泰院洞 124-7 TEL 02-795-6164●営業時間/11:30~翌1:30(金土は~翌3:00)●客単価/昼2万ウォン、夜5 万ウォン

文:石田のり子(Granage LLP)
日本、韓国、中国を拠点にビジネスマッチング、コンサルティング、新規事業開発サポートを行う。
連絡先:http://www.granage.com/

取材協力:I tour SEOUL(ソウル市)Webサイトはこちら