「日経レストランONLINE」は、「日経レストラン」の休刊に伴い、3月末日をもって更新を休止することになりました。長らくご支援を賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。

韓国レストラン展望

明洞の街中で貝料理を楽しむなら「チョガビ」 国内外から取寄せた貝や海鮮が楽しめる

チョガビ

2012年8月17日

若いオーナーが明洞にオープンした貝と海鮮料理専門店「チョガビ」が人気だ。店名の「チョガビ(조가비)」は韓国語で「貝殻」の意味である。

韓国の人たちはとても貝料理を好むが、明洞には貝類を専門に提供する店をこれまであまり見かけなかった。そんな中に登場した「チョガビ」だけに、近隣で働くサラリーマンから支持された。特に若い人たちに人気がある。

店構えはなかなかおしゃれ。全面ガラス張りのため、中の様子が分かりやすく、はじめてのお客でも入りやすい。店横には設置した大きな水槽には、国内外から調達した新鮮な貝がずらりと並ぶ。水槽には貝のほかにも、ホヤやイカ、タコなどが生きのよい姿を見せている。注文を受けると、この水槽から新鮮な魚介をすくって持って来てきてくれる。

外観は海鮮料理店には珍しくおしゃれ。向かって左側のガラスは、陽気がよければ外され、オープンエアになる

店横には大きな水槽があり、いつでも新鮮な貝が揃う

夜の一番人気メニューは蒸し貝セット(チョゲッチム)。ほとんどの客がこれを目当てにやってくる。貝が鍋から溢れんばかりにはみだしている。貝はすべて大きく、女性客は適当なサイズにカットしてみんなで取り分けて食べる。焼酎や生ビールとの相性が抜群だ。

蒸し貝セットには、カキ、アサリ、平貝、ハマグリ、タイラギなど5~6種類の貝がたっぷり入っている。貝焼き(チョゲグイ)は、同じ素材を使い、タイラギ貝にはたっぷりのチーズがかかっている。魚介に合わせるのは、大量のわさびを溶かした醤油か、韓国ならではのコチュジャンソースだ。

貝焼き(チョゲグイ)も人気

昼間は通常メニューに加えてランチメニューを用意している。お勧めはアサリカルグクス(6,000ウォン、カルグクスは麺の一種)。アサリのうまみを引き出したスープがおいしい。日本のうどんと似ているが、海鮮風味でさっぱりとしていていくらでも進む。カルビや辛い料理に疲れた胃を休めるのにちょうどいい。 

明洞は観光客が多く集まるエリア。地元のサラリーマンに混じって韓国の海鮮料理文化を味わうのも一興だ。昼はオーナーのお母さんが中心となってサービスを行い、温かい雰囲気をかもし出している。若いオーナーが陣頭指揮を取る夜は、フランクなサービスが特徴だ。お昼時や夕食時は入店待ちを覚悟で行くほうが良い。午後2時30分以降ならすんなり席を確保できる。夜は予約をお勧めする。

icon

店舗データ

ソウル市中区乙支路2街200 TEL 02-757-7736●営業時間/11:00~28:00(定休日: 年中無休)●客単価/昼6000ウォン、夜15000ウォン

文:石田のり子(Granage LLP)
日本、韓国、中国を拠点にビジネスマッチング、コンサルティング、新規事業開発サポートを行う。
連絡先:http://www.granage.com/

取材協力:I tour SEOUL(ソウル市)Webサイトはこちら