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雑誌「日経レストラン」今月の特集・平日夜のお客を呼び戻す

2011年4月28日

集客効果抜群、しかも儲かる「激安飲み放題」の賢い方法

「週末やランチタイムは満席なのに、平日の夜はサッパリ」─。そんな悩みを持つ店が増えている。本誌調査でも6割以上の店が、平日夜の売り上げが2〜3年前に比べ悪化したと答えた(右グラフ)。その数は、東日本大震災後、さらに増えている。
平日の夜にインパクトのある飲み放題を提案すれば、集客につながるだろうが、採算割れや機会損失も気になるところ。そこで長時間と短時間、両タイプの“お客も店も得をする飲み放題プラン”を提案する。

月曜日と水曜日は赤・白それぞれ1種類のワインが1000円で5時間飲み放題──。そんな“無謀”な飲み放題プランで平日夜の集客に成功しているのが、福岡県北九州市にあるワインと洋食の店「楽市酒肴 洋食屋」だ。

飲み放題を始めたのは、2008年の夏。そして現在は、席数36で月商は190万円と、飲み放題を始める前の月商を10%ほど上回る。飲み放題は好評で、月曜日と水曜日の平均来店客数18人のうち15人が頼むほどだ。さらに、月・水の来店客が、ほかの曜日にも来てくれるという。

同店の営業時間は、平日は金曜日を除き18時から23時(ラストオーダーは22時)。ラストオーダーまでの4時間、お客はワインを注文し続けることができる。そんなことをしたら、誰もほかのお酒を注文せず、大損するのではないかと思うかもしれないが、その心配は無用だ。事実、飲み放題を利用するお客の客単価が3100円なのに対し、普通のお客の客単価は3200円。「原価率は約34%で差はほとんどない」(オーナーシェフの瀧本博通氏)という。

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