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雑誌「日経レストラン」今月の特集 「お客は喜び、店は儲かる絶妙な割引術」

2011年7月1日

「無料」という打ち出しには、格別の魅力がある。
ポイントがたまるまでのハードルは高くても、これだけ大胆な割引になるとリピート率は上がる。

無料パスには携帯で顔写真を撮影して張る「来来亭」

無料パスには携帯で顔写真を撮影して張る「来来亭」
滋賀県野洲市妙光寺290
TEL:077-587-5556

全国に179店舗を構えるラーメンチェーン「来来亭」のポイントカードは、ラーメン約80杯分のポイントをためると、1カ月間並ラーメン(650円)が無料になるパスがもらえるというもの。この期間、ラーメン以外の定食などを食べた場合も650円分を割り引く。

このパスに到達するまでラーメン・冷麺・定食(650~980円)1食につき1ポイントが付き、20ポイントで1000円分(500円券が2枚)の食事券をプレゼント。40ポイントたまると新たに「ゴールドカード」と呼ばれるポイントカードを発行し、この「ゴールドカード」のポイント(40ポイント分)がすべてたまれば、顔写真入りの全国共通の無料パスカードがもらえる。

カードに有効期限はないとはいえ、無料パス獲得までには、前述の通り、ラーメン80杯分を食べなければいけない。決して、お客にとってハードルが低いとは言えない。

しかし、無料のインパクトは強い。割引を開始して2年ほどでゴールドカードの発行は既に全店で5600枚に達した。無料パスを持つ人も出て、リピート率の向上に確実に貢献している。

無料パスの1人当たりの平均使用金額はラーメン15~20杯分。食事券の分を差し引いても、それまでに食べた合計金額の約20%前後だ。つまり、実質的には2割引になり、利益を大きく傷めることもない。

日経レストラン7月号

この記事は「日経レストラン」7月号の特集「お客は喜び、店は儲かる絶妙な割引術」より抜粋したものです。同特集の詳細についてはこちらをクリックしてください。

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