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アメリカの食

2008年6月10日

アメリカは、さまざまな気候風土を持つ広大な国土で、多くの種類の高品質な食材を生産している。そして、先住民と世界中から集まった人々の持っていた食文化が各地の食材と融合し、多くの独特の地域料理「アメリカン・リージョナル・クイジーン」を生み出してきた。このアメリカの多様な食材と多彩な食文化を紹介する。

「もう目新しい料理は出せない」──昨今の日本の飲食店が抱えるそんな悩みを解消する力を持っているのが、アメリカ合衆国の食材と食文化だ。

日本の外食産業は、日本料理はもちろん、フレンチ、イタリアン、中国料理、インド料理のみならず、ヨーロッパとアジア各国の珍しい食材や料理を、すでにすべて紹介し尽くしてしまったようにも見える。そのため、研究熱心な料理人や商品開発者ほど、消費者に新しい感動を与えることに苦労し、頭を痛めている。

こうなると、道は二つしかない。一つは、同じ料理でも品質と技術を極めて、最高のものを提供することで独自性を打ち出すこと。いま一つは、日本にまだ紹介されていない新しい料理が実はまだあるはずと、改めて懸命に探すことだ。

その両方のニーズに応える可能性を持っているのが、アメリカの食材と料理だ。アメリカは、多様で高品質かつ安全な食材を豊富に持っている。そして、まだ日本であまり知られていない料理と食文化が星の数ほどもあるのだ。

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