決断のとき・八百八町代表取締役CEO 石井 誠二 編
分煙関連製品が一堂に
主催者である日本能率協会の早川圭子・産業振興本部産業振興第3事業部次長は「不況の影響から、新メニュー開発や業務改善、販売促進など、様々なシーンで“即効性”を求める来場者が増えている。そうしたニーズに応えようと、出展者も導入後すぐに役立ったり、売り上げ増に貢献できたりする製品やサービスを充実させている」と、最近のHCJの傾向を説明する。
トルネックスの「エアカーテン付空気清浄機」とその仕組み。「分煙トータルソリューション」ブースには分煙に関する製品が集められているので、チェックするのに便利だ
そうした中、注目されている企画ブースがある。たばこ対策をテーマにした「分煙トータルソリューション」だ。
飲食店における分煙に役立つ情報や機器、製品を一堂に会したもので、来場者に分煙のノウハウを分かりやすく伝えることを目的としている。
今回、ここに出展するのはトルネックス、ミドリ安全、ダイキン工業、日鉄鉱業、コマニー、テスコ、アットアロマの7社。分煙機器や空気清浄機、個室型ブース、芳香剤などが、多数展示される。
例えば、トルネックスはエアカーテンと空気清浄機を組み合わせた「エアカーテン付天井空気清浄機」を出展する。喫煙側の空気を吸引・清浄後、非喫煙側に放出する仕組みで、既にこのシステムを採用している喫茶チェーンもあるという。
消費者は今、飲食店に対して料理の質を上げることはもちろん、より気持ちのよい空間を提供することを求めている。快適な空間を提供できるか否かが集客を左右すると言っても過言ではない。当然、飲食関係者は、店舗環境の整備に強い関心を持っている。その点において、分煙は無視できない要素である。
だからこそ、今回初めてHCJに分煙に特化したブースができるのだ。分煙に関する機器や製品がまとめて展示されるので、来場者は様々な形の分煙を検討しやすくなる。
このブースが注目されるもう一つ理由に、4月に神奈川県で施行される「受動喫煙防止条例」がある。
公共の施設で喫煙を制限する全国初の条例で、調理場を除いた床面積が100㎡超の店が対象となる。対象店は全面禁煙、または分煙にしなければならない。既に、大手ファミリーレストランが店内に喫煙室も設けるといった具体的な整備に乗り出していることに加え、こうした動きがほかの都道府県に広がりかねないこともあって、全国の飲食店経営者が固唾を呑んで動向を見守っている。
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