決断のとき・千房 代表取締役 中井政嗣 編
2009年2月16日
千房 代表取締役
中井政嗣(なかい まさつぐ)
1945年奈良県生まれ。中学卒業と同時に乾物屋に丁稚奉公に出る。義兄のレストランでコックとして修業した後、1973年に大阪・千日前にお好み焼き専門店「千房」を開店。FC・海外店舗を含め60店舗、年間300万人が来客するチェーンに育て上げる。2008年3月期の売上は約45億円。40歳の時に経営の傍ら高校卒業資格を取得。人材教育に関して全国から講演依頼を頼まれることが多く、社会教育家としても知られる。
文=三木 いずみ
写真=鈴木 愛子
自社ビルの評価額が10分の1に下落し、債務超過に
食い倒れの町、大阪・道頓堀──。無数の飲食店がひしめく中、お好み焼きチェーン「千房」のネオンサインを掲げた、7階建てのビルが立つ。
社長の中井政嗣にとっては、憧れの地に立てた「夢の自社ビル」。と同時に、創業以来、最大の苦労をさせられたビルでもある。
「営業に役立つと、良かれと思って建てたのに、逆に、このために足を引っ張られることになるとは。夢にも思いませんでしたね」。
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