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決断のとき・ハイデイ日高会長 神田 正 編

2009年12月17日

文=芦部 洋子
写真=鈴木 愛子

ハイデイ日高会長
神田 正(かんだ ただし)

1941年、埼玉県日高市生まれ。中学卒業後、工場勤務、パチプロなど10数種の職を転々とした後、20代半ばでラーメン店に就職し、31歳で独立。「来来軒」「ラーメン館」などの業態を生み出し、「日高屋」で業績を上げる。2005年4月に東証第二部、06年8月に第一部に上場。09年2月期、売上高は200億2200万円。

仕事帰りに、“ちょっと一杯”。ラーメンを主体とした中国料理チェーン、ハイデイ日高は、そんな市場を巧みにつかみ、この不況下にも2009年2月期の売上高は200億2200万円。前年同期比13%増と絶好調だ。

5万人以上の乗降客がいる駅前のみに出店を絞る。かつラーメン店でありながら、お酒のつまみになるサイドメニューを充実させる。これにより、居酒屋以外の業態では通常、平均3%にとどまるアルコール比率を14%にまで引き上げる。高い駅前の家賃を補って余りある収益につなげる。この戦略が、同社の好業績を支えている。

しかし、会長の神田正は創業時を振り返ってこう語る。「当時は、駅前出店したいと言うと、どの銀行の融資担当者もけんもほろろ。話も聞いてくれなかったんですよ」。

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