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決断のとき・ハブ会長 金鹿 研一 編

2009年11月19日

ハブ会長
金鹿 研一(かねしか けんいち)

1942年神戸市生まれ。65年関西大学卒業後、主婦の店ダイエー(現・ダイエー)入社。88年物流推進本部副本部長、93年ビッグ・エー社長、94年キャプテンクック社長を経て95年に当時HUBの運営会社だったりきしゃまんの社長、98年にハブ社長に就任。2009年5月から会長に。売上高49億8900万円(2009年2月期)、店舗数58店(9月末現在)。

文=三木 いずみ
写真=鈴木 愛子

親会社が勝手に寄こした、外食の「が」の字も知らぬ男─。1995年、「HUB」の運営会社社長に就任した直後の金鹿研一に対して社員が抱いた第一印象は、さしずめ、こんなところだった。

金鹿は言う。「僕は完全な外様でしたから。親会社のダイエーから落下傘で降りて来て、外食事業を手がけた経験もなかった。そんな僕に対して、社員がまず考えるのは『どう取り繕って、何もしないでいてもらうか』」。業績が低迷していたこともあり、社員の仕事に対する意気込みも完全に萎えていた。

「若い社員でも、出向者のトップのご機嫌を伺う術にばかり長け、本来目指すべき目標を見失っていた。みんなが迷っていたんです」。

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