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知っておきたい店情報

様々なジャガイモをフライドポテトで食べられる

リーバーズ神戸元町(フライドポテト&ディップ専門店、神戸・元町)

2005年12月26日

文=服部 貴美子
写真=夫馬 潤子

ファストフードの付け合わせ料理の定番「フライドポテト」を主役に据えた店が今年7月神戸市にオープンした。店名は「リーバーズ神戸元町」。

あえて業態が分かりにくい外観でお客の興味を引く作戦を取る。サイドメニューとしてハンバーガーも置いている

くつろいだ雰囲気のカフェ風の内装


季節によって使用するジャガイモの種類が異なる。取材当日は、「男爵」「インカパープル」「北あかり」の3種類が用意されていた。また、レンコンやニンジンのスライスを揚げた野菜チップスも人気

新業態誕生のきっかけは、同店を運営するダン・キュアフードの熊谷昌之社長がニューヨークを訪問した時に、様々なディップ(クリーム状のソース)をフライドポテトに付けて食べるというスタイルが、日本にはないことに気が付いたため。

神戸市内のおしゃれな町、元町に出店。テーブル席の配置を工夫して、ゆったりと過ごせる空間を演出したイメージ戦略と、厚切りでボリューム感のあるポテトを提供するメニュー戦略で、「ファストフードとは別の業態」(開発事業部セクションチーフの大槻義文氏)とお客に認知してもらい棲み分けを図る。


コーン型のペーパーで揚げたてのポテトを包み、キューブ型のスタンドに立てて提供。写真のレギュラー(350円)とラージには1種類、キングには2種類のディップが付いており、1種類100円で追加も可能

ジャガイモは冷凍品を一切使わない。収穫量が安定している北海道産の「男爵」を定番に、旬の短い品種1~2種類も加えて、お客の好みで選べるようにしている。品種によって、水分含有量やタンパク質、でんぷんの量が違うためで、食べ比べると違いが分かるという。

さらに、頻繁に来店しても飽きずに食べられるよう20種類以上のディップを開発。日本人好みのマヨネーズをベースにしたタイプを中心に、「ハバネロサルサ」「パンプキンクリーム」「ブルーベリーヨーグルト」といった変り種も用意した。

メインメニューのポテトは、単品でも350円。サイドメニューとして用意されたミニサイズのハンバーガーとドリンクのセットなら800円。ファストフード店に比べるとかなり割高だが、全体の6割のお客がセットメニューを注文している。

当面の目標は日商10万円を超えること。スープなど、ポテトを使った新たな料理も開発中で、「これがイモ!?まさか」と驚いてもらえるメニュー作りに取り組んでいるという。


店舗DATA

神戸市中央区北長狭通3-3-8 元町運昌ビル1F
2005年7月24日開業
TEL:078-392-8808●店舗面積/ 20坪(66平方メートル)●席数/ 24席●営業/ 10:00~21:00、無休●客単価/730円●一日の客数/平日110人、休日140人●月商/ 240万円●スタッフ数(ピーク時)/5人●経営/ダン・キュアフード●設計/ a-un(TEL:06-6262-2300)●施工/サイキ(TEL:06-6533-8600)


※この記事の情報は、2005年12月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。